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여행의 발견

Asia Travel Magazine

プノンペン、朝の路地裏で出会うクメール屋台ごはん
グルメ 🇰🇭 Cambodia

プノンペン、朝の路地裏で出会うクメール屋台ごはん

プノンペンの下町をふらっと歩く朝の食べ歩き日記。湯気の立つクイティウや揚げパンの屋台で、地元の人と並んで味わうカンボジアの等身大の朝ごはんを綴ります。

| 2分

プノンペンの朝は、思っていたよりずっと早く動き出します。まだ薄暗いうちから屋台の灯りがぽつぽつと灯りはじめ、路地のあちこちから湯気が立ちのぼる頃、わたしもふらっと宿を出て、下町の食べ歩きをはじめてみました。

路地を一本入ると、街の呼吸が聞こえる

プノンペン、朝の路地裏で出会うクメール屋台ごはん

大通りから一本路地を入ると、空気がふっと変わります。バイクの音は遠ざかり、代わりに鍋を打つ音、油の弾ける音、地元の人たちの低い話し声が耳に届きます。観光客向けの看板はほとんどなく、目印になるのは煮込みの匂いと、人の集まる小さな輪。朝の屋台は、その日の食材と気分で並ぶものが少しずつ違うそうで、毎朝が一期一会の食卓です。

プラスチックの小さな椅子に腰掛けて、まずは一杯。クメール語のメニューは読めなくても、隣の人が食べているものを指差せば、おばちゃんがにっこり頷いてくれました。肩の力を抜いて、ゆっくり待つ時間も、旅の一部ですね。

今日の一杯、湯気の向こう側

プノンペン、朝の路地裏で出会うクメール屋台ごはん

最初に頼んだのは、カンボジアの朝の定番クイティウ。米麺のスープに、骨付き肉やもやし、香草がたっぷり。澄んだスープを一口含むと、思ったより穏やかで、ほんのり甘い。テーブルに置かれたライムを絞り、唐辛子を少しだけ加えると、ぐっと表情が変わります。

隣のおじさんが「もっと入れていいよ」と身振りで教えてくれました。言葉は通じなくても、朝ごはんの席ではみんな少しだけ家族みたいになる。そんな小さな瞬間が、この街の好きなところです。

揚げパンと甘いコーヒーで、ちいさな発見

プノンペン、朝の路地裏で出会うクメール屋台ごはん

クイティウのあとは、向かいの屋台でノム・パン・パテと呼ばれる揚げパンを一切れ。外はカリッと、中はふっくらして、軽く塩が効いています。一緒に、コンデンスミルクをたっぷり沈めたカンボジア式の濃いコーヒーを。氷がカランと鳴る音と、甘さの奥にある苦みが、寝起きの体にじんわり染みていきました。

屋台の主人に「日本から来たの?」と聞かれて頷くと、嬉しそうに親指を立ててくれました。値段は驚くほど控えめで、二品とコーヒーで日本円にして数百円ほど。価格より、この朝の景色そのものがごちそうだと思います。

等身大の朝ごはんが教えてくれること

プノンペン、朝の路地裏で出会うクメール屋台ごはん

観光名所を巡る旅もいいけれど、こうしてふらっと屋台に座って、地元の人と同じ時間を分け合うのも、旅の楽しみ方のひとつ。プノンペンの朝は、派手ではないけれど、たしかな手触りがあります。

次にこの街を訪れるときも、わたしはきっと、また同じ路地に座っていると思います。日記、続きます。

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